【もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。】要約

ビジネス書

前回、【20代にしておきたい17のこと】を要約しました。もう1冊20代のうちに読んでおきたい本を見つけたのでそちらの本を今回は読んでみました。本書から私なりに印象的だった内容を厳選して3つ要約していきたいと思います。

『もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。』
著:松浦弥太郎
出版社:講談社
発売日:2016年3月18日(文庫版)
ジャンル:自己啓発・生き方

”小さな成功”を積み重ねる

なにごとも続けていくことが大事で、継続するかしないかで、ほかの人と大差が出る。
勘違いしがち=ただ繰り返しているだけではダメ。単純作業や慣れている作業を単に繰り返すことを毎日続けることは「継続」ではない。どうしたら早く確実に作業ができるだろう?ー創意工夫をしながら継続することが”小さな成功の積み重ね”である。


これは仕事でも日常生活でも心がけできる内容だと思います。
毎日同じことの繰り返しの作業では何も考えず、または全く別のことを考えて作業しがちです。現に私がそうでした。手元では作業していますが、意識はそこにありません。体が動きを覚えていて勝手に動いているような状態です。これでは何も成長せず、時間の無駄にもなりかねません。
「どうやったら効率よく回せるか。」「どうやったら少しでもミスを減らせるか。」
早速明日からでも意識して行動できる内容だと思います。皆さんもただ「繰り返し」になっていることはないか考え、明日からの業務で「継続」に切り替え”小さな成功”を積み重ねて成長しましょう。

また、章は異なりますが、『失敗を成功に変える』の章では「一見、失敗に思えるような経験すら、自分の考えようによっては、学びであり、成功体験になる」とありました。
これは前回紹介した『20代のうちにしておきたい17のこと』の本で「人生で最大の失敗をする」という項目につながるものだと感じました。
20代は失敗しても十分に挽回ができる、その失敗も捉え方によっては成功に変わる。
この2冊から失敗してもいいから20代のうちに挑戦をしておくべきだと実感しました。

メモを持ち歩く、アイデアを書く

大切なことや頭の中で思いついたことは、粗末にしないで紙に書き残しておくことです。つまり、メモをとる。不思議なもので、思いつきやアイデアは一瞬にして消えてしまい、あまり覚えていられません。だから、あとで見返したり考えたりするために、必ずメモを取っておくことが重要なのです。

前回紹介した『アウトプット大全』からもメモを取ることの重要性は学びました。
また、”パス回しができる友だちを作る”の章では「気づきはメモし、他人と共有」することでただの「気付き」という石のかけらで終わるか磨かれてダイヤモンドになるかと書かれていました。
『アウトプット大全』ではアウトプットの重要性を学びました。気づきをメモすること、それを他人に共有することは最強のアウトプット術です。
私もメモを持ち歩くようになって、自分の気持ち、考えの明確ができ、実際に行動に移せることが多くなりました。

「むりです」「できません」は、口にしない

人間の脳には「安定領域」と呼ばれる部分があり、何かを自分が言葉にして言うと、それが安定領域に記憶され、固定化されてしまう。すると本来なら自分にできることもできなくなり、それがきっかけで実力が発揮できなくなるというのです。脳が能力を邪魔するのです。

これも前回紹介した『アウトプット大全』から学んだことです。
言霊という言葉があるように、自分が発したこと通りになるということです。
ただ、「見方を逆にしてみれば有効に活用できる気がすると著者は書いています。楽しい言葉を口にすれば、ポジティブな要素が脳に刷り込まれる。ポジティブな言葉を口にしていれば自分が変わると思う。」この部分に非常に共感しました。
私は世界トップのアーティストである、『TWICE』が好きなのですが、最近YouTubeに上がっていた動画で、メンバーが「私はできるやってみせる」「やれたじゃんできるよ!」「できないことなんてないよ。できる。やらないといけない。できなくてもやるの」と言っているシーンがありました。成功する人とは本当にポジティブな言葉で溢れているんだとすごく感じました。

感想

本書を読んで、実践が難しい、自分には少し合わないと感じる部分も少しありました。
反対に、即実行できる具体的な内容が書いてあるので今すぐにでも生活に取り入れることができると感じました。また、以前紹介した本の内容と似たような項目もありました。つまり、自分より長く生きている先輩方の意見が被っているということはその項目は成功するために本当に必要なことなんだと実感することができました。その気づきを得れた時点で、他の人より得をしていると感じるし、価値ある本と出会えたと思います。
1つ1つの項目がコンパクトにまとめられているので読書が苦手な方でも簡単に読めると思います。目次をみて自分と価値観が合いそう/気になる点だけでもいいので読んでみることをお勧めします。
私にとって定期的に読み直したい1冊です。

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