【働き方完全無双】ひろゆき

ビジネス書

将来に希望はありますか?スーパーへ行くと食品、日用品、車を走らせると必要なガソリン、様々な価格が高騰している中で、私たちが1日のうちのほとんどの時間を費やし、必死になって働いて得た収入は上がることなく、支出が増えていくばかり、、
経済成長が見込めないこれからの社会で生き抜いていくための完全無双術を要約したいと思います。
本書の目的は第1章「能力なんてものは存在しない」にまとめられている気がしました。
第1章で実現性があるもの、印象深かったことをピックアップしたいと思います。

『働き方完全無双』
著:ひろゆき
出版社:大和書房
発売日:2022年8月
ジャンル:ビジネス・仕事

能力なんてものは存在しない

何か新しいサービスの上にいる人は、「そこにたまたまいる」というだけで突然、ゲタを履ける時期があるのです。そこで重要なのは、本人がものすごく優秀であるということではなく、「たまたま早くからそこにいた」という事実です。
(中略)
何か新しいことが流行したときや、最先端の人が使っているツールというのは、へんに斜めに構えて批判家にならず、とりあえず早めに手を出しておくようにしましょう。

働き方完全無双ー第1章ー「新しいこと」にはとにかく首を突っ込んどけ

YouTuberという職業は今では誰もが認識できる職業です。
YouTube自体は2005年に誕生し、日本では2015年〜2018年がYouTuber黄金期と呼ばれ、HIKAKINさん、はじめしゃちょーさんなどが人気になり、今ではなりたい職業ランキングにランクインされています。
YouTubeという世界中の誰もが見れるプラットホームで顔を出して動画を出すというのはリスクがありそうで、ほとんどの方が手を出しません。新しいことを始めようとする時、誰しもうまくいくか心配、周りからなんて思われるかの恐怖心からなかなか一歩を踏み出すことができないと思います。
その一歩を踏み出せた一握りの人間が「成功」のための「チャンス」掴むことができるのだと思います。
そのチャンスを掴むために、「新しいこと」にはとにかく首を突っ込んでおく必要があると感じます。

本業とは別に、個人でワンチャンを狙うことをしておいたほうがいい時代です。
1つの社会に人生を預けられる時代ではないので、実社会では素早い結果を求めながら、個人では頭を切り替えて、「新しいツール」や「ものづくり」をコツコツやっておく。
それが、無双状態の1つめの条件です。

働き方完全無双ー第1章ー1 「新しいこと」にはとにかく首を突っ込んどけ

このためには2つ必要項目があります。
1つ目は「自分の時間をつくる」こと、2つ目は「結果はすぐに求めない」ことです。
残業をしてクタクタになり、仕事後はそのままベッドにダイブ。これでは新しいことに向き合う暇ができません。まずは無駄を減らし時短をする方法を見つけましょう。
その後、新しいことに向き合う時間が作れたら、あとはコツコツ続けるだけです。
これらは何事にも共通すると思います。筋トレでも、自分を磨くため健康を維持するために、自分の時間を確保し、コツコツ続ける。ジムに1年通い続けられる人の割合は約4%と言われています。ほとんどの人が結果をすぐに求めてしまい、途中で挫折してしまいます。挫折者が出て、競争相手が減ることでコツコツ積み重ねられる人が成功のチャンスを掴むことができると思います。

日本は今、どんな状況?

日本人の3分の1の家庭が、体調を崩したり急な出費が必要になった途端に生活設計が崩れてしまうリスクがある。
→今まではサラリーマンとして就職していれば、年齢が上がるにしたがって自動的に給料が上がっていき、生活レベルを上げていくことができた。現在、年齢が上がっても給料が増えないことが多くなってきた。
※特にアルバイト、パートタイマーなどの非正規雇用の人たち
これが私達が住んでいる日本という国の現状である

本業以外の隙間時間でも働ける「タイミー」ができたり、副業を始めましたという声も聞くようになりました。

「高齢者優遇」が若者を殺す

今、景気が悪くなっても、高齢者は年金がもらえてしまっています。一方で、若者は今の高齢者と同じ年齢になっても同じ額をもらえません。
そして、若者よりも高齢者の方が多い、つまり票をたくさん持ってしまっているので、高齢者を優遇する政策を掲げる政治家に票が集まることになります。
(中略)
高齢者が無条件にトクする今の日本において、圧倒的な弱者である若者は、モラル的にズルいことをしてでも生きていくしか方法がないのかもしれません。

働き方完全無双ー第2−2 若者よ、「ベーシックインカム」を前提に生きよ

今回、選挙前に発信力のある若い世代のインフルエンサーの方々が「選挙に行こう」と促している動画をたくさん目にしました。周りの友達も選挙に行ったことをInstagramで上げていたり、若い世代の方々が今の日本に危機感を覚え始めたと実感しました。恥ずかしいことに私も他人事かのように思い、選挙に行っていなかった1人なのですが、今の日本がヤバイんだということに気づき、選挙のことについて勉強して投票に行きました。実際に今年の参議院選挙の投票率は2022年の投票率を上回っており、若い世代の政治への関心が高まっているようです。投票もせずに不満だけ言っているのではなく、実際に行動していくことが重要だと実感しました。

感想

本書は著者であるひろゆきさんの知識が詰まった1冊だと感じました。
自分たち個人で実践できることと、日本という国が今後どうなっていくべきなのかを説明してくださっています。睡眠の話や、Googleの面接の話など、知っていて面白いなという知識もところどころ乗っており、読んでいて非常に面白かったです。

「新しいことには首を突っ込んでおけ」第1章の1番最初のこの内容が今の私には深く刺さりました。
私は流行には疎いタイプです。ブログという存在も知ったのは最近のことで、ブームはとうに過ぎ去っていると思います。今更かと思われるかもしれませんが、自分が学んだことを自分の言葉で文字にしてアウトプットしたいという気持ちから始めてみました。
今後本の需要が下がっていく、ブログなど見る人がいないと言われる中、「古いものも大切に」したいです。
また、AIが発達した今、新しいものがどんどん出てくると思います。「ただそこにいたから」というチャンスを掴むために流行には敏感に、新しいことには首を突っ込むということを心がけていきたいと思います。

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