【学びを結果に変えるアウトプット大全】「自己満足」を「自己成長」へ!

ビジネス書

皆さんは感動的な映画を観た後、あっとするような本を読み終えた後、その内容を覚えていますか?その直後は覚えていても数時間、数日経って感想を聞かれると「あれ、どんな内容だったっけ?」と真剣に観た/読んだつもりが内容が思い出せない・・・そんな経験を1度はしたことがあるのではないでしょうか?もし、感動的な映画や本に出会ったり、人生が変わるような出来事があった時、その記憶を頭の中に留めることができたら、人生の選択肢、充実度が大きく変わるのではないでしょうか。その方法がこの本では紹介されています。読んだ感想を私なりにアウトプットしていきたいと思います。

『アウトプット大全』

著:樺沢紫苑
出版社:サンクチュアリ出版
発売:2018年
ジャンル:ビジネス書

CHAPTER1 アウトプットの基本法則

そもそもアウトプット、インプットって何?

インプット・・・頭の中に情報を入れる「入力」 読む、聞く
アウトプット・・・脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理し、外界に「出力」 書く、話す、行動する
月3冊の本を読んで3冊アウトプットした人と月10冊の本を読んで1冊もアウトプットしない人どちらが成長する?
→月3冊読んで3冊アウトプットした人
アウトプットの量と自己成長の量は比例する。本を100冊読んでも、アウトプットしなければ現実の世界は何ひとつ変化することはない。いくらインプットしてもアウトプットしない限り記憶として定着しない。「わかったつもり」を卒業しよう。

インプットもアウトプットもしているけどちっとも自己成長できない
→フィードバックができていない
フィードバックとは?
アウトプットによって得られた結果を評価し、その結果を考慮して、次のインプットに修正を加えるという作業。(見直し、反省、改善、方向修正、微調整、原因究明)
自己成長にフィードバックは必要不可欠
インプットアウトプットフィードバックのサイクル

本書を読んで得た3つの気づき
・ポジティブ人間が成功を勝ち取る!
・書き出すことの重要性
・「自己満足」ではなく「自己成長」へ。やるべきことが分かったらあとは行動するだけ!

ポジティブ人間が成功を勝ち取る!
皆さんの周りにはネガティブな言葉が溢れかえっていませんでしょうか?会社、学校での愚痴、家庭内での愚痴。私は幼少期の頃から父の口から「愚痴」を聞くことは一切ありませんでした。また、周りの人にも恵まれていたため、日頃から「愚痴」を聞く習慣がありませんでした。社会人になった今、周りは「愚痴」で溢れていることに気付かされました。
そんな「愚痴」がどんな影響をもたらすのか本書ではこう書かれています。

仕事での成功や良好な人間関係の維持=ポジティブな言葉がネガティブな言葉の3倍以上必要である
ポジティブなアウトプットを増やさない限り、成功や幸せにはつながらない

悪口は「100害あって1利なし」
1 ストレスホルモンが増える
悪口を言うことはストレス発散ではなく、逆にストレスになる。さらに認知症などの病気にかかるリスクが高まる(悪口を言うことでストレスがかかった時に分泌されるホルモン「コルチゾール」が分泌され、長期的にコルチゾール高値が続くと、身体免疫力を低下させ、様々な病気の原因になる。)

2 人間関係が悪化する
「悪口は本人の前で言わないから大丈夫」は非言語的なメッセージによって必ず相手に伝わる。
相手からの態度、評価が厳しくなる。

3 悪いところ探しの名人となる
「悪口を言う」と言うことは「ネガティブ思考」のトレーニング。ネガティブ思考は自分の人生にブレーキをかける。何をやっても上手くいかない人生を自分で作り出すことになる。

悪口にはマイナスなことしかありませんね。ただ、悪口を全く言わないで自分の中だけで留めておくことは心の負荷になりかねないのでは?と思います。紙に書き出したり、本当にしんどい時は相手を選んで聞いてもらうのも必要なのかなと私は感じます。

成功したければポジティブな言葉で周りを満たす必要があるそうです。

書き出すことの重要性
インプット後のアウトプットに最適なタイミングは脳が最も多くの情報を保持している「インプットの直後」。どんなに貴重で素晴らしい体験をしてもそれはただのインプットで時間とともにどんどん失われて曖昧になってくる。「書き出す」という作業をすることで、その瞬間の感動と「脳内」の状況を1枚の写真に収めるように記録に残すことができる。その記録は一生物で見返すだけで、感動や気づきを先ほどの体験のように生々しく、ありありと思い出すことができる。

気づきをメモする
「アハ!体験」人は何かに気づいた際、脳の神経回路がつなぎ変わる。そのような瞬間、体験のこと=数秒前の自分とは異なる自分に自己成長している。放っておくと30秒〜1分で自己成長する前の状態に戻ってしまう。→「アハ!体験」をして「気づき」を得たら30秒以内、遅くても1分以内にメモをすることが必須。

私は本書を読んでから、必ずメモをしながら本を読むということを心がけています。
以前まではただ読み流していましたが、重要な部分、気付いた部分をメモを取ってそれを見返すだけでその本から学んだことを簡単に思い出すことができます。最近は、100均でメモ帳を買って常に持ち歩くようにしています。空き時間で読んだ本のメモを取ったり、TODOを書いたり、思いついたことを書いたり。自分の頭を忘れないうちに整理できるようにしています。

「自己満足」ではなく「自己成長」へ。やるべきことが分かったらあとは行動するだけ!
「気づき」を得て「TO DO(するべきこと)」が分かったらその「TO DO」を始め、続けていく。
「行動なし」に自己成長はできない昨日までの行動と、今日の行動に変化がある。それが自己成長である。知っていても行動しないのなら、行動の変化はゼロであり、自己成長もゼロ。多少は賢くなっているかもしれないが、行動が変わらなければ現実世界は何も変わらない。「自己成長」ではなく「自己満足」しているだけ。お金と時間の無駄。「変わりたい」なら行動あるのみ!

本書では5つの項目によってまとめられています。
①アウトプットの基本法則
②科学に裏付けられた、伝わる話し方
③能力を最大限に引き出す書き方
④圧倒的に結果を出す人の行動力
⑤アウトプット力を高める7つのトレーニング法
今すぐにでも始められる方法がたくさん記載されています。気になったら是非、自分の手に取って見てください。そして実践して一緒に「自己成長」をしていきましょう。

[読んだ感想]
私は今まで本を読んでも内容をまとめて終わらせるだけでした。そのまとめた内容は読み返されることなく、1回読んでいる本でもどんな本だったかと言われても説明できないと思います。自己啓発本が特に好きですが、それはただ知識だけ得て賢くなった気になって自己満足していただけだと思います。本書を読んでいかにアウトプットが重要なのかということを思い知らされました。特に「知っていても行動しないのなら行動の変化はゼロであり、自己成長もゼロです」という部分にハッと気付かされました。
本を読んでインプットし、書くこと、話すことでアウトプットする。そして実際に行動し、気づきを得て学ぶ。この繰り返しこそが自己成長へとつながる。自己満足で脳内世界の変化をするのではなく、現実世界の変化をさせていきたいです。
ということで早速ブログを始めました。
読んだ本、見た映画、経験したことなどのアウトプットができる場になればいいなと思います。


最後まで読んでくださってありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました