【7つの習慣 自分を変えるレッスン】要約

自己啓発

皆さんにはやりたいこと、叶えたい夢がありますか?
本書には7つの習慣にはどんな意味があり、何をすればどんな効果が得られるのか「13歳から」でも分かるように分かりやすく物語、イラスト付きで紹介されています。

『7つの習慣 自分を変えるレッスン』
原著:スティーブン・R・コヴィー
出版社:日本図書センター
発売日:2020年6月
ジャンル:自己啓発

7つの習慣とは

ズバリ7つの習慣とは「人格」を磨くための習慣であり、人格を磨くことで、わたしたちは「本当の成功」を手に入れることができる。

「7つの習慣を自分のものにするために必要なこと」
パラダイムシフト(ものの見方を変えること)
→ひとりひとり生まれ育った環境などでものの見方がかたよる。自分に見えている見え方が「独自の見え方」だと気づかず、「本当の姿」だと思い込んでしまう。
現状がうまくいってないと感じる場合は、ものの見方を「こうなりたい」と願う自然な望みに近づけていく。

インサイド・アウト(自分の中でパラダイムシフトを起こして、環境や相手に影響を与えていく)
→誰もが苦しい状況に置かれた時、自分に目を向けず周りの環境、相手に目を向けがち。
周りを変える方法は、まず自分の内側から変わりそして周りに影響を与えていくこと。

①主体的である

・主体的な行動:自分の意思を持って行動すること(自分の行動は自分の責任である)
・起こった出来事に対して反応的に行動するのではなく、一時停止し、「どういう行動をすれば良いか」を考えて主体的に行動を選ぶ。
・自分が関心を持っている「関心の輪」の中にある、自分が影響を与えることができること「影響の輪」にできるだけ多くの時間とエネルギーを費やす。
→関心の輪(明日の天気、過去の失敗など)
 影響の輪(今日やること、友達との付き合い方)※時間とエネルギーを費やす。
・主体的に生きるためには「自分との約束を守る」ことを心がける。
・自分は責任を果たす人間だと感じることは「主体的である」ための土台である。

②終わりを思い描くことから始める

・「どういう人生にしたいのか」「どんな自分になりたいのか」というゴールを設定する。
→ゴールが見えなければどの道を選べばいいか、何をすればいいか分からなくなる。
・原則を中心に考える
「こうありたい」という望みであり、どんな時も揺らぐことなく、価値観の根っこになってくれるもの。
自分の原則を決め、ブレない価値観を作る。

③最優先事項を優先する

「自分にとっていちばん大切なこと」は何かを見極める
→行動を緊急性、重要性から4つの領域に分ける。第Ⅱ領域の「緊急ではないけれど、重要なこと」が自分にとって大事なこと。「なりたい自分」「人生のゴール」に近づくために必要なものはここに入っている。
・「緊急ではないけれど、重要なこと」のための時間を増やす
→第Ⅱ領域の時間を増やすには、他の領域に使っている時間を減らす。
必要な時には勇気を持って断る。他の人の力を借りる。時間を節約して「自分のゴール」のために時間とエネルギーを費やそう。

ここまでは「私的成功」を成し遂げるための習慣
この3つを習慣にできれば自分の内面がしっかり磨かれ、自立して生きることができる状態

ここからは「公的成功」を成し遂げるための習慣
社会や人間関係の部分であり、周りの人たちと助け合ったり力を合わせたりして、大きな成果を生む状態

④win-winを考える

・みんなが幸せになるwin-winを目指す
→誰かを押し除けて自分が幸せになるのではなく、自分の気持ちよりも相手の満足を優先するのでもなく、誰も何も失わなくて済む。
・win-winを叶える条件
→「思いやり」、自分の意思や気持ちをハッキリと伝える「勇気」、全ての人が幸せになれると心から信じる気持ち「豊かさマインド」

⑤まず理解に徹し、そして理解される

・違う見方をしているもの同士ではどんな問題も解決できない。まずは相手を理解する。
→人は誰しも、自分のことを理解してもらいたい、認めてもらいたいと思っている。
まずは自分の考えを一旦置いて、相手の言葉に共感しながら聞く。そして相手の気持ちを認める。
(共感しながら相手の話を聞く4つのステップが本書で書かれています)

⑥シナジーを創り出す

・シナジーとは
→1人で抱え込まないで相手と力を合わせ、今まで考えもしなかったような大きなアイデアを生み出すこと。2人の意見のどこかに答えを探すのではなく、どちらの意見にもなかった新しいところに「第3の案」を見つけ出す。
・うまくいかないときは
→これまで身につけた習慣を見直し、何が抑止力となっているかを突き止め、取り除く

⑦歯を研ぐ

①体を磨く
→体に良いものを食べ、きちんと休みを取り、定期的に運動する

②心を磨く
→自分が心の奥からホッとできる時間を作り心をしずめて自分らしさを取り戻す

画像③知性を磨く
→知識を増やしたり、色々なことを経験したりして、自分で考える力をつける
大切なのは、世の中にあるさまざまな考え方を知り、知識を増やして自分の考え方を客観的に捉え直す

④人間関係を磨く
→周りの人と上手に付き合えるようになる。普段の生活で人と関わるときに第4〜6の習慣を意識的に使う

時間をかけて刃を研ぐことは、自分という「資産」に「投資する」ということ。

感想

7つの習慣と聞くと、「そんなに多いのか、、」と思いますが、実際読んでみると簡単に実践できそうなシンプルなことでした。第1の習慣から7までステップを踏みながら1つ1つクリアしていくことで「どんな自分になりたいのか」というゴールに着実に進むことができると思います。
本書の最後にも書いてあった通り、理解しただけではダメで、7つの習慣を本当に自分のものにしたいなら実際に実践してみることが必要不可欠です。
自分を変えるには行動するのみ。知識を入れただけではただの脳内世界の変化にしかなりません。
この知識を蓄えた「時間」が無駄にならないように、自分ものにしていきたいと思います。
まずは第1の習慣「主体的な行動」から始めたいと思います。

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