もし、20代に戻ることができたらあなたは何をしますか?20代でこれをやっておくべきだったと後悔していること、今の20代へこれだけはやっておけということがありますか?
20代の方、人生を100%楽しんでいますか?今から始めようとしていることに「今からじゃ遅いか」と一歩が踏み出せないことがはりませんか?誰でも今この瞬間が1番若い時です。30代の方が「戻れたら、、」と思う20代に私達はいます。今の生活のままでいいのか、何をしておくべきなのでしょうか。

◾️こんな人におすすめです
・本を読むのが苦手な方→1項目ずつが2~4ページで読めるので気になる項目だけでも簡単に読むことができます。
・ワクワクする毎日を過ごしたい20代
・20代の子を持つ親御さん
『20代にしておきたい17のこと』
著:本田健
出版社:大和書房
発売:2009年(文庫版)
ジャンル:ビジネス・仕事
ズバリ!20代にしておきたいこととは
結論から言うと、20代にしておきたいこととは、「人生をどう幸せに生きるのか」を考えながら、その基盤を作ること。「幸せとは何なのか」を明確にしていくステップと著者の本田健さんは記載しています。
自分について深く知る
「幸せとは何なのか」を明確にしていくステップ=自分のことを深く知ることだと私は考えます。
新年度になった時に必ずやること「自己紹介」
小学生の頃は「好きな食べ物」「好きな教科」・・・中学生になれば「どの部活に入っているか」「趣味」・・・高校生になると「どこの中学校出身か」「目標は何なのか」30秒〜1分で自分についてクラスのみんなに紹介する。
大人になった今、新入社員の時以外は自分のことについてじっくり紹介する機会はなかなかないのではないでしょうか。そんな今、自分について説明してと言われて説明できますか?「何をしている時が楽しいのか。」反対に「嫌いなこと、やりたくないことは何なのか。」自分について理解できている方は少ないのではないでしょうか。
・幸せは人それぞれ違う
・自分にとって何が幸せなのか?
・あなたの幸せを決められるのはあなただけ。幸せかどうかを感じられるのもあなただけ。他の人の基準はあなたには当てはまりません。
・幸せになるためには仕事やお金を先に得る必要があると考える人も多くいますが賢明なあなたはまず人生の本質について考えるという視点を持っていて欲しいものです。
・20代しかできないワクワクするような毎日を送ってください
(おわりに/自分の幸せの哲学を持つ)
本書の一部を抜粋しました。
20代は「幸せとは何なのかを明確にしていくステップ」
どう言う仕事をやれば、楽しい人生になるのか?どこに住むとワクワクして毎日をエンジョイできるか・・・自分の人生を幸せなものへと導くために、20代の今のうちに自分のことについて深く考える時間を作りたいと思います。「マインドマップ」など活用してみたいと思います。
知識、学び
どんなに才能や情熱があっても、「社会のしくみ」を知らないと、それを活かすことができません。
「社会のしくみ」を知る=お金持ちになれるのはどういう人間か、世の中のお金の流れはどうなっているのか、どうやったらお金の流れを生み出せるのかを知ること。
20代のうちに学ぶか学ばないかが、その後の人生に大きな差を生んでいくように思います。と本書では記されています。
恥ずかしながら、私はお金のしくみについて何も知りません。お金がどこから生まれていてどのように人々に流れて、どんな人たちがたくさん持っていて、お金持ちと言われる人がなぜ存在するのか。「日本人は特にお金について話さない」と聞いたことがあります。確かに収入、貯金額の話など親しい友人、家族関係でもなかなか話しません。学校の授業ではお金について教えてもらう機会はありませんでした。(今思えば、そうゆうことを教えてもらいたかった・・・)
働いたお金からよく分からない税金が引かれた分が支給され、その中で生活するサイクル。生きていく上で重要なものなのにそれについて知らないということがすごく怖くなりました。今から将来に向けてのお金の勉強をしたいと強く思います。
運を味方につける
〈運命には2種類ある〉
・本人が生まれた時にある程度決まっている宿命
・本人が変えられる運命
持って生まれた才能、家の経済状況などは変えられない。それをどう生かすかはあなた次第。〈人生を幸せに生きるために必要な3つのもの〉
・自分で変えられないものを受け入れる強さ
・変えられるものを変えていく勇気
・その違いを見極める賢さ
悪い出来事が起こった時
→❌「どうして自分はこんなに運が悪いんだろう?」ますます悪い運を引き寄せる。
⭕️「ここから何をやればいいんだろう」運が開けてくる。一生を通じて役立つ質問
あなたの人生を決めるのは、その状況に対して、あなたがどう感じ、考え、行動するかだけ。
「自分の運命の主人」になれる人だけが最高の運を呼び込める。
「3つの運を持つ」
①上から引っ張り上げてもらう運(年上に可愛がられる)
②横から支えてもらう運(仲間に応援される)
③下から持ち上げられる運(あなたのためだったらと駆けつけてくれる)
気づき
・「運」とは変えられるものと変えられないものがあること。
・予期せぬ出来事が起こった時、感じ方、行動の仕方で先が決まる。その出来事自体が人生を決めるのではない。
・「3つの運」を持つには人間性を磨くこと。
印象的だった項目
3章 一流のものに触れる
「人生は自分が触れたものになる」「今つきあっている人が、あなたの未来を決める」と著者の本田健さんは考えているそうです。愛がいっぱいあるものに触れていると、愛がいっぱいの人になる。まわりの人たちが刺々しい人たちだったら意地悪な人になる。
つまり一流の仕事をする人とつき合えば、一流の人になっていく。
「自分の環境をどうつくるか」でその人が変わる。20代という感性が鋭いうちに憧れている世界を覗いておく。それが人生を変えるきっかけになるかもしれないそうです。
16章 異文化に触れる旅に出る
自分の家と学校、家とオフィスの往復だけでは、全く意識が広がりません。新しい文化や人に触れることで、刺激を受け、自分が知らなかった世界を体験するにつれ、自分の意識も広がっていく。
皆さんは会社へ行く時、帰宅する時、何も考えずとも会社に着く/家に着くことができ、更に移動中はスマホなどに意識を取られ、いつの間にか着いていた。ってことはよくありますよね。慣れた道、慣れた場所では特に何も意識していないはずです。
私は韓国に行ったことがあるのですが、初めて韓国へ行った時、何も分からない状態だったので、事前調べをして「どの電車に乗るのか」「どこで両替をするのか」など常に色んな事柄に意識を向けていました。
バスを降りて迷っているときにキャリーバックを持ってあたふたしている私たちを見たご夫婦がホテルまで歩いて案内してくれました。2回目に渡韓した際は、ご夫婦で経営されているご飯屋さんへたまたま入り、帰り際には韓国海苔やら、ミカンやら色々下さいました。そのお店を出て少ししてからスマホを忘れたことに気づき、戻ると外まで探しに出てきてくれていました。
なぜこんなに親切な人が多いのかと思い調べたところ、韓国には「情」と言う文化があるそうです。
韓国の「情」(ジョン、정)文化とは、人間関係における深い心のつながりを嫌い、損得境界抜きで相手を助け、身内のように感じる文化です。この「情」は、家族や優しい友人に対するスキンシップの近さや、他者への関心の強さ、感情表現の豊かさなど、韓国の対人関係における特徴の根本にあります。
損得勘定抜きで困っている人がいたら助けようという素敵な文化だと思いました。
韓国にそんな文化があることを知れたのも、全く知らない異文化に行って素敵な人たちに出会えたことで「なぜこんなに親切なんだろうと」思い調べる。という行動があったからです。
同じことを繰り返している日常では意識が薄れ、何かを感じるということはあまりないと思います。異文化へ行くことで自分たちが知らない世界を知ることができ、その国ごとでの人柄、文化を感じられ、自分が住んでいる日本という国がどんな国なのか再認識できるきっかけにもなると思います。
私は海外の文化などにも非常に興味があるので年に1回は海外へ行き異国に触れたいと思っています。
まとめ
今回紹介した【20代にしておきたい17のこと】は私にとって人生の教科書の1つとなりました。
たった198ページの中から自分を知ることの重要性、社会のしくみについて知らないことへの恐怖、他にもたくさん学べることがあり、600円(税抜)でこの本を手に入れ、これだけの学び、気づきを得られた私は1つ運を味方にした気がします。この記事が目に止まって何か1つでも得られた方がいたなら、あなたも1つ運を味方にしましたね。とても価値ある本となりました。
各項目が短くまとめられているので読書苦手な方でも読みやすいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

