最近の読書から、「お金」について興味を持ちいよいよNISAを始めました。
ある程度の仕組みについては理解できましたが、中身についてはまだまだ知らないことだらけでこれから勉強をして活用していこうというところです。
今回紹介するのは「お金」について学びたいと思い、ずっと気になっていた本です。
本屋さんに行って探している時に他にもいろんな本があって目移りしましたが、1時間ほど悩んだ挙句、やはりこちらを購入しました。
ちなみに皆さんは本を選ぶ時、何を基準に選んでいますか?
『金持ち父さん貧乏父さん』
著:ロバート・キヨサキ
出版社:筑摩書房
発売日:2000年11月
ジャンル:自己啓発
お金持ちとは
お金持ちとはどんな人だと思いますか?
私が想像しているお金持ちは海外を転々としホテル生活を繰り返し、自分の時間を自由に使っている人を想像します。
誰もが夢見ているお金持ちになる方法、それはズバリ「お金について勉強する」ことだと本書では書かれています。お金がどう働くかを理解し、お金のために自分が働くのではなく、お金を自分のために働かせる仕組みを作ることがお金持ちへの道だと著者のロバート・キヨサキさんは著しています。
金持ちは資産を手にいれ、中流以下の人間は負債を手に入れる
皆さんは「資産」と「負債」の違いを聞かれ、答えることができますか?
「資産」:私のポケットにお金を入れてくれる(不動産、株式、債券など)
「負債」:私のポケットからお金をとっていく(住宅、車など)
〈お金に困る仕組み〉
・収入源が会社からの給料であること。給料が上がると税金も上がる。支出も給料と足並みを揃えて増える。永遠に終わることのないラットレースを続けることになる。収入を生む本当の資産にお金を投資する代わりに家を買い、それを最大の資産だと考えている。
①1番大切なことは資産と負債の違いを知る
②収入を生む「資産」を買うことだけに集中
③資産が大きくなっていく。その一方で負債と支出は低く抑える
④③のおかげで資産に注ぎこむお金が増やせる
⑤資産の基礎は早く作れる。もっと投機性の高い投資に目をむける
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資産からのキャッシュフローで支出が賄えるようになった時点で給料に依存することがなくなる。つまり、今日仕事を辞めたとしても資産からのキャッシュフローで毎月の支出を賄うことができる状態。
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次の目標は資産からのキャッシュフローのうち余った分を再び資産に組み込む。
資産に注ぎ込むお金が多くなるほど資産が増え、資産が増えれば増えるほど、そこからのキャッシュフローが多くなる。支出が資産からのキャッシュフローを超えない状態→どんどんお金持ちになる。つまり働かなくても生きていける状態。
ビジネスとは
皆さんは自分のビジネスを持っていますか?
こう聞かれて今就いている職業を答える方、それは「ビジネス」とは言えないようです。
今の職業以外に自分のビジネスを持つことが重要になります。
学校で習得した学問をもとに職業に就く方が大半だと思います。ですがこれは「自分の人生を他人のビジネスのために売って他人をお金持ちにさせる」状態になります。
自分の技術、時間を使って仕事をしている私たちより、そのビジネスを行っている人がより多くお金を手に入れているということです。
経済的な安全の確保をするには自分のビジネスを持ち「収入」ではなく「資産」を中心に展開していく必要があります。
お金と同時に大きな力も手に入るがそれを維持し何倍にも増やすためには適切な「知識」が必要となります。つまり「勉強」をしなさいということです。
自分が今できること
本書の内容から私がまず簡単にできそうなことは「今やっていることをやめる」ことだと思います。これなら誰でもすぐに始められそうです。
今やっていることでうまくいっていることは何か、うまくいってないことは何かを考える。今やっていることを見直したら、うまくいってないことはやめて新しくやることを探す。
自分が今パッと考えて思いつくことをあげてみます。
うまくいっていることは「読書後のアウトプット」最近は毎日少しでも本を読むようにしているのですが、メモをとりながら読み、読み終わった後は記憶が鮮明なうちにこうやってブログに書くことでアウトプットをしている。これが今の所うまくいっていると思います。アウトプットすることでさらに新たな気づき、考えを得る可能性が高いと感じました。これをすることにより頭の中がだいぶ整理されます。
反対にうまくいってないことは「寝る前のYouTube」です。寝る前はスマホを見ないように心がけているものの、なかなかうまくいきません。これは特に生産性がありません。睡眠時間が短くなり、自分の時間が削られているだけ。
新しく始めることとしてこの「夜YouTube」の時間を「朝の時間でYouTubeを使ってインプット」の時間としてお金の学習へ変換させたいです。
まとめと感想
・学校ではお金のために働くやり方を教えられ私たちは成長してきた。
・お金持ちになるにはまず、「お金の知識」が必要。お金の流れを知り、お金のために自分が働くのではなく、お金が自分のために働く仕組みを作ってあげる必要がある。
・資産と負債の違いを知る。知識を得た上で資産の選定する。
これからの時代、給与所得だけではいつまで経っても経済的自由を手にすることはできないのだと痛感しました。安定を求めて会社に勤め、そこからの給与だけを頼りに生活していると、もし何かあった時、崩れてしまいます。ほとんどの皆さんは1日のほとんどを他人のビジネスである会社に費やしています。
私たちはみんな「頭」と「時間」という贈り物を手にしています。私はこの2つを最大限に利用して知識を得ようと思います。学生の頃は卒業すると勉強をしなくていいと思っていましたが、大人になった今、読書を通して勉強することの重要性を感じました。大人になった今だからこそ、自分で学びたいものが決められる。この2つの贈り物をどう活かすかは自分次第です。皆さんもこのラットレースから抜け出すために私と一緒に1歩踏み出してみましょう。
この本はお金の知識がない私の1冊目として非常に価値ある1冊となりました。
興味を少しでも持った方、今更この本?と思う方もいると思いますが、ぜひ読んでみることをお勧めします。

